ますます重要になる<電力増化・高効率化・小型化・EMC>対策
MOTORエレクトロニクス No.2
発電するクルマのパワーエレ技術
トランジスタ技術編集部 編
B5判 144ページ
定価2,640円(税込)
JAN9784789847124
2015年12月1日発行
好評発売中!
いまやクルマは,EVやハイブリッド車だけでなく,エンジン車でも多くの電力を消費している.ライト,ワイパーだけでなく.エアコン,ナビ,パワーステ,パワーウィンドウ,…というように内蔵する電装品が増えてる.しかも,クルマの進化とともに1台平均して50個以上のマイコンや,同じく50個から100個ほどのモータも内蔵されるようになっている.クルマにも大電力で安定した電源システムが必要となってきた.これらの電力は,搭載されてる鉛電池だけで供給できているわけではない.クルマは何らかの発電をする仕組みをもっている.また,大きな電力を消費するので,一つ一つの部品にも,高効率化や,居住性の点から小型・軽量化も求められている.この号では,発電するクルマに導入されている,またはされようとしている,多様なパワーエレ技術を紹介する.
目 次
特集 発電するクルマのパワーエレ技術
パワー・トレインと電装品の電源供給の仕組み
序章 EVにみるパワー・エレクトロニクス部品
モータ/オルタネータ,電池/キャパシタ,DC-DCコンバータ,48V電源…
第1章 進化する「発電するエンジン車」の電源システム
原理は同じでも特性は異なる<モータ/ジェネレータ/オルタネータ>
第2章 自動車/バイクの発電機の構造と動作原理
クルマの消費電力増加で高効率化が求められる
第3章 DC-DCコンバータの“ゼロ電圧スイッチング技術(ZVS)”
ノイズ放射と耐ノイズ性の実車試験と部品試験の規格
第4章 自動車EMC規格とその測定法 ― CISPR,ISO,JASO
LTspice用モデリングと回路解析で性能を評価
第5章 4相インターリーブ方式に対応したPFC用インダクタの小型化手法
製作/開発
手づくりEV/モータ用の究極のエナメル線を目指す
熱伝導性を重視した“マグネット・ワイヤ”開発でモータ効率がアップ
ハード&ソフトで出力を10段階で抑制する
CQ EVミニカート用“リミッタ”の製作
スマホを使って走行時モータ・パラメータを表示/収集する
Bluetooth仕様のモニタ&ロギング・システムの製作
【連載講座】
エレキ系エンジニアのためのEV構造設計入門(1)
荷重の流れを“足回り”から考える 構造と強度
【EVレース・レポート】
省エネ&定電流走行の技術導入とエネマネが成功
“2015 Ene-1GP SUZUKA”勝ちました!