Cプログラミングで定番マイコンを自在に操る
PICマイコン・スタートアップ[dsPIC基板付き]
山口 晶大 著
B5変型判 192ページ
dsPIC基板付き
定価3,080円(税込)
JAN9784789842112
2009年8月1日発行
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ絶版となりました.
付属基板はトランジスタ技術2007年8月号の付録基板と同等です.
付属基板外観1 |
本書にはPICマイコンが搭載された基板が付属しています.この1冊とパソコン,そしてほんの少しの部品を準備すれば,あとはC言語を書いてダウンロードするだけでマイコンを使ったハードウェア開発の世界を体験できます.付属基板に搭載されているPICマイコンの名前はdsPICです.音声加工もできる高性能なマイコンなので,ちょっとした電子工作からプロ・ユースまで幅広い応用に利用できます.
本書の前半部では,付属基板とパソコンの接続とソフトウェアのインストールを終えたら,まず付属基板上の赤色と緑色のLEDをピカピカ光らせます.後半では,パソコンとデータ通信をしたり,LEDマトリクス表示モジュールを使った電光掲示板を作ったりします.
目次
はじめに
本書で利用するソフトウェアの入手方法
イントロダクション マイコン・プログラミングの世界へようこそ
1 本書とパソコン,そして少しの部品があれば始められる
2 C言語でプログラムを書いてマイコンを自在に操る
3 マイコン・プログラミングは面白い!
4 高嶺の花だったコンピュータが身近な存在に
Column…1 25年前のマイ・コンピュータ(マイコン)
第1章 付属のマイコン基板を動かしてみる
1-1 付属マイコン基板を動かす前の準備
1-2 必ず付属マイコン基板の動作をチェックする
1-3 パソコンから付属マイコン基板と交信する
第1章Appendix A 半導体の天敵「静電気」のお話
第1章Appendix B 通信用ソフトウェア「ハイパーターミナル
第1章Appendix C 電池の豆知識
第2章 Cプログラミングの開発環境を用意する
2-1 二つのソフトウェアをインストールする
2-2 C言語でプログラムを書いてコンパイルする
2-3 HEXファイルをマイコンに書き込んで実行する
2-4 ユーザ・プログラムのダウンロードのしくみ
2-5 付属マイコン基板のプログラム起動のしくみ
Column…2-1 マイコンに書き込むのはCコンパイラが出力するHEXファイル
Column…2-2 汎用I/Oポートの入力/出力の切り替えを忘れずに
第2章Appendix A ファイル名やディレクトリ名は英語で指定する
第2章Appendix B PICマイコン用Cコンパイラの種類
第2章Appendix C dsPICの開発環境とCコンパイラの構成
第3章 付属マイコン基板のハードウェアと拡張方法
3-1 付属マイコン基板のハードウェア
3-2 付属マイコン基板に部品を取り付けて完成させる
3-3 付属マイコン基板のコピーを作る方法
Column…3-1 付属基板に搭載されたプッシュ・スイッチの取り扱い
Column…3-2 動作テスト・プログラムとブート・ローダの再書き込み
Column…3-3 マイコンの処理性能はクロック周波数では判断できない
第3章Appendix A USBインターフェースのdsPIC専用プログラマPICkit2/PICkit3
第3章Appendix B 回路図の記号と単位の話
第4章 ディジタル信号の入出力とプログラムを書き込む方法
4-1 H/L信号を入出力するI/Oポートのしくみ
4-2 ディジタル信号の入出力以外にできること
4-3 dsPICマイコンにプログラムを書き込む方法
第4章Appendix A PICマイコン・ファミリのいろいろ
第5章 dsPICにプログラムを書き込んで動かす
5-1 LEDを光らせる実験
5-2 dsPIC用Cコンパイラの使用上の注意
Column…5-1 付属マイコン基板と外付け回路への電源供給の方法
Column…5-2 main関数の戻り値(返却値)
第6章 dsPICのシリアル出力をパラレルに変換する
6-1 dsPICのシリアル出力で7セグメントLEDを制御する
6-2 dsPICのシリアル出力で8×8ドット・マトリクスLEDを制御する
6-3 dsPICのシリアル出力で6桁LED表示モジュールを制御する
Column…6-1 dspicguy.exeを使わずユーザ・プログラムをダウンロードする方法
Column…6-2 ロー・スピード低消費電流版ブート・ローダ
Column…6-3 怖い「感電」のお話
第6章Appendix A I/Oピンから取り出せる最大出力電流
第6章Appendix B 取り扱い注意の電子部品
第7章 パソコンとシリアル・データを送受信する
7-1 PCの標準シリアル・インターフェース「RS-232C」の信号レベルと論理
7-2 パソコンとdsPICとの間でデータを送受信する
第8章 I/OポートによるLEDの点灯制御とファンの回転速度制御
8-1 dsPIC単独で3色LEDの色と輝度をコントロール
8-2 パソコンでdsPICを制御して色と輝度をコントロール
8-3 PWMファン・コントローラを作る
第9章 dsPIC応用のためのヒント(1)…スイッチの状態を読み取る
9-1 2種類のスイッチを読み込む
9-2 論理記号の描き方
第10章 dsPIC応用のためのヒント(2)…音を鳴らす
10-1 ブザーでビープ音を出す
10-2 スピーカでビープ音を出す
10-3 サウンダでいろいろな高さの音を出す
10-4 スピーカを鳴らすには
第11章 タイマ割り込みでパルス出力の周期を制御する
11-1 圧電セラミック振動子を大きな音で鳴らす
11-2 音の高さを上げ下げする
Column…11-1 リレー駆動回路にダイオードは付き物
第12章 付属マイコン基板で作るdsPIC/PIC24対応のライタ
12-1 製作する16ビットPICライタの仕様
12-2 プログラムを書き込むまでの流れ
12-3 16ビットPICの種類によって書き込み方法を変える
12-4 ハードウェアの製作
12-5 パソコンの書き込み用ソフトウェアの使い方
12-6 16ビットPICライタのソフトウェアの動作と更新方法
Column…12-1 データシートに記載された暫定情報に注意