ワンチップ・マイコンR8C/Tinyのアーキテクチャ,機能,開発環境,製作例などを詳細解説
電子工作のためのR8C/Tinyスタートアップ
タイニー・マスタ 著
B5変型判 320ページ
CD-ROM,マイコン基板付き
定価4,180円(税込)
JAN9784789837316
2006年3月15日発行
好評発売中!
本書は,ルネサス テクノロジが開発した,いまもっとも注目を浴びているワンチップ・マイコンR8C/Tinyの中味と使いかたについて,できるだけ易しく,そして詳しく説明した入門書です.R8C/Tinyマイコンのすべての機能を実現するソフトウェアを開発するために必要な環境と,その使いかたについても説明しました.プログラムはすべてC言語で作成しています.
R8C/Tinyマイコンには実に豊富な周辺モジュールが内蔵されていますが,それぞれのモジュールごとにすべて例題を使って詳しく使いかたを解説しています.本書により,実際に組み込みシステムを自作し,組み込みシステムを肌で体感し,思ったとおりにに動作したときの感動を味わって頂けることでしょう.
■尚、部数限定発売のため,お早めのご購入をお勧めいたします
まえがき
基礎編
第1章 R8C/Tinyの概要
1-1 20ピンR8C/Tinyの位置づけと種類
1-2 ピン配置とパッケージ
1-3 内部構成と仕様
1-4 情報の入手源
第2章 R8C/Tinyのアーキテクチャ
2-1 CPU部のアーキテクチャ
2-2 メモリのアーキテクチャ
2-3 割り込みのアーキテクチャ
2-4 電源の仕様と電圧監視機能
2-5 リセットの種類とパワーONリセットの詳細
2-6 クロックの種類と切り替え制御
2-7 プロセッサ・モードとブート/実行モードの切り替え
第3章 トレーニング・ユニットの製作
3-1 トレーニング・ユニットの全体構成
3-2 トレーニング・ユニットの回路
3-3 部品と組み立て
第4章 プログラム開発環境の使いかた
4-1 R8C/Tinyの開発環境
4-2 統合開発環境HEW4の使いかた
4-3 M16Cファミリ・デバッガの使いかた
4-4 Flash Starterの使いかた
第5章 コンパイラM3T-NC30WAの使いかた
5-1 NC30WAコンパイラの概要
5-2 プリプロセス・コマンド
5-3 文法の概要
5-4 ライブラリ関数
5-5 標準入出力ライブラリの使いかた
周辺機能編
第6章プログラマブル入出力ポートの使いかた
6-1 構成と機能
6-2 外部仕様
6-3 関連するSFR
6-4 外部機器の接続方法
6-5 使用例
6-6 液晶表示器の接続
第7章 割り込みの使いかた
7-1 割り込みを使ったプログラムの流れ
7-2 割り込みの設定
7-3 割り込み処理の作成
7-4 外部割り込み(INT割り込み)の使いかた
7-5 使用例
第8章 タイマXの使いかた
8-1 タイマXの構成と動作モード,制御用SFR
8-2 タイマ・モードの使いかた
8-3 パルス出力モードの使いかた
8-4 イベント・カウンタ・モードの使いかた
8-5 パルス幅測定モードの使いかた
第9章 タイマZの使いかた
9-1 タイマZの構成と動作モード,制御用SFR
9-2 タイマ・モードの使いかた
9-3 プログラマブル波形発生モードの使いかた
9-4 プログラマブル・ワンショット発生モードの使いかた
9-5 プログラマブル・ウェイト・ワンショット発生モードの使いかた
第10章 タイマCの使いかた
10-1 タイマCの構成と動作モード,制御用SFR
10-2 インプット・キャプチャ・モードの使いかた
10-3 アウトプット・コンペア・モードの使いかた
第11章 シリアル・インターフェースの使いかた
11-1 構成と機能
11-2 制御用SFR
11-3 同期式通信モードの使いかた
11-4 非同期式通信モードの使いかた
11-5 使用例
第12章 ウォッチ・ドッグ・タイマの使いかた
12-1 構成と機能
12-2 制御用SFR
12-3 動作モード
第13章 A-Dコンバータの使いかた
13-1 構成と機能
13-2 制御用SFR
13-3 使用例
第14章 データ・フラッシュ・メモリの使いかた
14-1 構成と機能
14-2 制御用SFR
14-3 ソフトウェア・コマンド
14-4 エラー処理
14-5 使用例
第15章 チップ・セレクト付き同期型シリアルI/Oの使いかた
15-1 構成と機能
15-2 制御用SFR
15-3 クロックの位相指定
15-4 クロック同期式通信モードの使いかた
15-5 4線式バス通信モードの使いかた
15-6 使用例 230
製作編
第16章 多機能周波数カウンタの製作
16-1 多機能周波数カウンタの仕様と構成
16-2 周波数カウンタ機能の実現方法
16-3 パルス幅測定機能の構成
16-4 パルス出力機能の構成
16-5 回路設計と製作
16-6 プログラムの作成
16-7 液晶表示ライブラリ
第17章 汎用ファン・コントローラの製作
17-1 汎用ファン・コントローラの仕様と構成
17-2 IC温度センサLM35Dの使いかた
17-3 回路設計と製作
17-4 プログラムの作成
第18章 スイッチング方式定電圧定電流電源の製作
18-1 定電圧定電流電源の仕様
18-2 定電圧定電流電源の構成と原理
18-3 R8C/15を使った全体の構成
18-4 回路の設計
18-5 回路の詳細
18-6 ハードウェアの製作
18-7 プログラムの作成
18-8 調整と出力性能
第19章 低周波正弦波発振器の製作
19-1 低周波正弦波発振器の構成
19-2 DDS IC AD9851の使いかた
19-3 回路の設計と製作
19-4 プログラムの作成
19-5 出力性能
Appendix A トランジスタ技術2005年4月号付録
マイコン基板MB-R8CQを使う場合の注意事項
Appendix B 付属マイコン基板TR-R8C/1Bに搭載されているR8C/1Bについて
B-1 R8C/15とR8C/1Bの違い
B-2 R8C/1B使用上の注意点
B-3 新機能の使いかた
付属マイコン基板TR-R8C/1Bについて
付属CD-ROMについて
索引
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