ソフトウェアによる無線信号処理の実際をハンズオン形式で学ぶ
RFワールド No.22
らくらく!SDR無線機入門
トランジスタ技術編集部 編
B5判 144ページ
折り込み付録2枚付き
定価1,980円(税込)
JAN9784789848794
2013年5月1日発行
特集 ソフトウェアによる無線信号処理の実際をハンズオン形式で学ぶ
らくらく!SDR無線機入門
周波数の高いRF信号をディジタル信号処理する無線機が増えています.これらはSDR(Software Defined Radio)と呼ばれ,無線通信機をはじめ,ラジオ/テレビなどにも静かに普及してきています.ソフトウェアにより,広い周波数帯域にわたり,様々な電波型式に対応できます.そこで本号では,まず表計算ソフトExcelを使って信号処理の基礎を学んだうえで,実際に制作したSDR無線機をWindowsパソコン上で体験しながら学びます.
目次
イントロダクション SDRの基礎をハンズオン形式で学び,SdrStudyで体験する
はじめの第一歩からSDRを理解しよう
第1部 基礎編:Excelで学ぶソフトウェア無線の信号処理
第1章 Excelを使ってミクサやFIRフィルタを体験する
ミクサの初歩を徹底的に理解しよう
第2章 回転する信号を考える,二つのミクサで世界が変わる!
直交ミクサの基礎を理解しよう
第3章 回転演算による周波数変換,フーリエ変換,選局処理と復調処理など
周波数変換と復調処理を理解しよう
第2部 実践編:Windows上で動作するSDRの体験
第4章 基本的な使い方とSSB,AM,FM,CWなどの受信体験
SDR学習ソフトSdrStudyの使い方
第5章 信号処理の流れと復調処理の概要,SdrStudyの応用,SDRによる送信など
SdrStudy内部のしくみ
Appendix
CORDICアルゴリズムについて
第6章SdrStudyの内部構造,信号処理ライブラリ,FFTライブラリなど
SdrStudyのC#ソース・リストの解説
エピローグ
無線,信号処理,インターネットが融合する近未来
特設記事 宇宙で撮影した画像を5.8GHz帯で高速伝送し,夜空にモールス信号を描くミッションに成功!
超小型衛星FITSAT-1「にわか」と無線システム
製作&実験 一定周波数間隔のスペクトルを一気に作り出す不思議な発振器
コム・ジェネレータの原理と応用
一般解説 ミクロン精度の機械加工とハンドワークの融合──導波管製造の現場から
あなたが発注した導波管はこうして作られる
技術解説 移動体通信における電波伝搬環境を再現するしくみとLabVIEWによる可視化ツール
チャネル・エミュレータの動作原理とフェージングの理解
歴史読物 テクトロニクス社の計測器事業にみるオシロスコープ,カーブ・トレーサ,ベクトルスコープなど
写真で見るオシロスコープの歴代傑作機
折り込み付録
世界のディジタル携帯電話周波数チャートVI/LTE携帯電話周波数チャート