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USB(Universal Serial Bus)

 パソコンと周辺機器の接続を1種類のインターフェースに統一して,扱いが簡単になることを目指して決められた汎用バスである.規格では,最大127個までの機器が接続可能で,ホット・スワップにも対応している.転送速度は12Mbps(フル・スピード)と1.5Mbps(ロー・スピード)の2種類があり,同じバス上に混在させることが可能である.下記の4種類の特徴のある転送方法を使っている.
(a)アイソクロナス転送,
(b)インタラプト転送,
(c)バルク転送,
(d)コントロール転送
 パソコン周辺機器用インターフェースの統合を目標に,1993年からコンパック社,インテル社,マイクロソフト社,日本電気(株)が共同研究を始めた標準周辺インターフェースで,Windows 98から本格的に使われ始めた.ツリー構造であり,拡張が容易である.最大6階層,最大127台まで構成可能.信号線1対と電源線1対からなる.したがって,USBを通じてホストから周辺機器に電源を供給でき,その電源電圧は5V±5%,供給電流は1台当たり500mA(最大),全体で5Aに制限されている.
 コネクタは上流側(CPU,ハブ側)がシリーズA,下流側(周辺機器)がシリーズBと決められており,プラグや筐体には,USBを示すアイコンが必ず表示されている.
 ケーブルの長さはAWG28のSTPの場合は最大5m,ほかは最大3mに制限されている.フル・スピード・モードの場合,外部への放射ノイズを防ぐために,信号線としてAWG28のSTPが指定されているが,ロー・スピード・モードでは指定がない.  


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