松下寿電子工業などが開発した120Mバイトの大容量フロッピ・ディスク.1995年にLS-120の名前で登場し,1997年に現在の名称となる.磁気ディスク表面にグルーブと呼ばれる凹状の微細な溝を形成し,レーザ光の反射具合いによってトラッキングを制御する技術を使ってトラック密度を上げた.旧名のLS(LASER Servo)はこの技術を意味する.
ディスク内外周での記録密度を一定化するゾーン・ビット記録方式と,高保磁力メタル磁性体の採用などにより,線記録密度も向上させ,120Mバイトの大容量を実現している.
120Mバイト用と従来のFD用の二つのコアをもつデュアル・ギャップ・ヘッドを使っているので,現行の3.5インチFDと互換性がある.さらに,対応BIOSを搭載したマシンではブート・ドライブとして利用することもできる.インターフェースとしてATAPI,パラレル・ポート,SCSIがある.SCSI版は,Macintoshでも利用可能.