PC100仕様では,SDRAMモジュールにSPDチップ(実体はシリアルEEPROM)を搭載することになっている.このSPDチップに,モジュールの速さ,そのほかの情報をモジュールの製造者が書き込む.
そしてチップ・セットが,システム・ブート時にこれを参照して,SDRAMの制御条件を自動設定する.しかし,まだPC100規格のSDRAMやマザー・ボード・メーカの多くがこれを採用していないようである.
逆に,この機能をもつマザー・ボードに,SPDチップが実装されていないSDRAMを搭載すると,BIOSはこのSDRAMを認識しないこともあるので,注意が必要である.