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サンプリング定理(sampling theorem)

 標本化定理ともいう.「入力信号として最大周波数fMAXまでの交流信号をA-D変換したのち,これをD-A変換して戻したとき,原信号が忠実に再生できるためには,少なくとも2fMAX以上のサンプリング周波数fSでサンプリングする必要がある」という定理.
 例えば電話の場合fMAX=3.2kHz,fS=8kHz,CDの場合fMAX=20kHz,fS=44.1kHz,テレビの場合fMAX=4.2MHz,fS=14.318MHzを採用している.
 周波数fの交流信号をサンプリング周波数fSでサンプリングする場合のもっとも基本的な定理.目的信号の周波数の少なくとも2倍の周波数以上でサンプリングしないと現信号の情報が失われる.
 例えば100kHzの信号なら,200kHz以上のサンプリング・レートでサンプリングし,A-D変換する必要がある.


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