ハード・ディスクなどに高密度に情報を記録するために,連続する0が一定数以下になるように符号化する磁気記録変調方式.RLL(x,y)と表記した場合,1と1の間に出現する0が最小x個,最大y個であることを意味する.変換表に従い,データをコード化する.MFMはRLL(1,3)と同じである.検出窓幅はビット列の位置を検出するための窓の幅で,大きいほど復調が容易であることを示す.これがRLL(1,7)を採用する理由であるが,エラーの伝播はRLL(2,7)よりも大きくなる.
このように記録密度があがるので,MFMで記録した場合の17セクタ/トラックが,RLL(2,7)で記録すれば1.5倍の26セクタ/トラックとなる.
MFM方式より50%ほど記録密度を上げることができる.
ラン・レングス限定符号化方式を採用している.Xerox社の2-7RLLやIBM社の1-7RLL方式がある.x-yRLL方式のxとyは,コード化したときのデータ1とデータ1の間に現れるデータ0の最大ラン・レングス(連続数)である.