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ロイヤー回路 (Royer circuit)

 DC-DCコンバータの一種で,スイッチング・トランジスタを2個使って出力トランスとで自励発振をするもの.
 トランスに2次側に巻き線を設けておけば,その巻き数に応じて任意の電圧を得ることができる.ただし,この回路自体は出力電圧を定電圧化する機能はもっていない.
 トランスの磁気飽和という現象を利用して発振を継続するために,トランジスタがOFFする瞬間には大きなコレクタ電流が流れて損失が多くなる.そのため高周波動作が難しく,せいぜい数kHzが限度である.


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