命令の処理能力を上げるための手段として,命令実行のサイクル時間を短縮化する方法に加え,パイプライン制御による命令の実行がある.
プロセッサの内部動作を機能ブロックの動作ステージに分割し,各ステージが互いに独立に動作するように構成する.各ブロックは入力を処理して次のステージのブロックへ結果を渡す.
したがって,各ステージは並列に処理を実行し,命令がオーバーラップして実行されている.一つの命令実行時間は長くても,出口のブロックをみると短時間に命令が次々に処理されてくる.これをパイプライン制御という.