インテル社が1997年に発表した32ビット・マイクロプロセッサ.開発コード名はKlamath.Pentium Proのアーキテクチャをベースに,1次キャッシュの増加(32Kバイト),MMX命令の追加,16ビット・コードの実行性能の改良などを行った.
CPUとともにSECC内に同梱された2次キャッシュ用バーストSRAMは512Kバイトで,CPUコアの1/2の動作クロックで動作する.0.25μmのプロセス技術で製造された450MHz版まで登場している.
箱形のパッケージで,ICソケットではなくカードエッジ・コネクタ「スロット1」を使う.パッケージの内部には基板が入っており,いままでのマイクロプロセッサと同じような四角いパッケージのコア部分と,512Kバイトの2次キャッシュ用メモリ・チップが乗っている.1次キャッシュは16Kバイト×2のハーバード・アーキテクチャであり,コア内部に搭載されている.