高周波電力増幅回路では,用途に応じて能動素子の動作点を設計する.それぞれの動作点に応じて,A級,AB級,B級,C級などと呼ばれる動作級がある.ディジタル的なスイッチング動作をするD級,E級,F級などもある. 低周波高周波を問わず小信号増幅回路ではA級が使われ,低周波の電力増幅回路ではA,AB,B級が使われる.高周波電力増幅回路ではAB,B,C級がよく使われる.数MHz以下の大電力増幅回路ではD級増幅回路が使われることがある.