広い範囲で変化する量を表現したい場合,dBなどのように対数表示すると簡単になる.
対数変換に使われるのがログ・アンプで,入力電圧VINと出力電圧VOUTの関係は,次式で表される.
VOUT = k・log VIN
また,ログ・アンプは乗算や除算にも使える.
回路としては,トランジスタのベース-エミッタ間電圧とコレクタ電流の間の対数特性を利用するものが多い.しかし,ディスクリートで作ると,調整が難しいとか,使える範囲が狭いといったような理由により,専用ICを使うことも多い.