[参]→リンク・パルス
リンク・テストは,10BASE-Tのセグメントが正しく接続されていることを確認するために設けられている機能で,10BASE-Tの特徴の一つである.
10BASE-TのMAUは,接続を確認するためにRD回路上のフレーム・データおよびリンク・パルスを監視する.もし所定の期間,データもリンク・パルスも受信しなかった場合は,MAUはリンク・テスト・フェイル状態(link test fail)になる.この待ち時間はリンク・ロス時間(link loss time)と呼ばれ,50〜150msの間と規定されている.
リンク・テスト・フェイル状態では,TD回路およびDI回路ともアイドル状態になるが,フレーム・データを受信するか,またはリンク・パルスを所定回数連続受信すると,リンク・テストのパス状態(link test pass)に移行する.このリンク・パルスの連続受信回数は,2以上10以下と規定されている.