工業標準の拡張バス.16ビットISAバスはIBM社のパソコンPC/AT(モデル5170)の,8ビットISAバスは同IBM-PC(モデル5150)およびPC/XT(モデル5160)の拡張バスである.
IBMはPC/AT用のバスをATバスと呼んでいる.ISAバスという名称は,IBM以外のPC/AT互換機メーカが,ATバスという名称を使いたくなかったために後に作られた名称である.
ISAバスは,CPUに80286を使っていたため,データ・バスは16ビットでアドレス・バスは24ビット(16Mバイト)の構成になっている.386以降のCPUを使ったPC/AT互換機でも,16Mバイト以上のアドレスをアクセスすることはできない.
IBM PC/ATのバスを基にして規定された拡張バス.バス幅が8ビットのものをXTバス,16ビットのものをATバスと呼ぶこともある.最大転送速度は8Mバイト/s.PC99規格からは使用禁止となったので,次第にPCI/AGPに代わっていくと考えられる.