80286以上のCPUで,拡張メモリの1024Kバイトから1088Kバイトまでの64Kバイトの領域.MS-DOSでは,XMSマネージャを組み込むことでリアル・モードで利用できるようになる.日本語入力FEPなど,システムの一部をロードできる.
8086は1024Kバイトまでしかメモリを扱えないが,80286以降のCPUのリアル・モードは,セグメント+オフセットの値が下記のように1024Kバイトを越えた場合,拡張メモリの1024K〜1088Kバイトまでをアクセスすることができた.
例:(セグメント値)+(オフセット値)
=(FFFFh)+(FFFFh)
=10FFF0h
ただでさえ扱えるメモリが少なかったMS-DOSでは,この特性を生かして少しでもメモリを増やそうとしてHMAを活用していた.