データ・バスと命令バスを分離したアーキテクチャ.
一般に使用されているマイコン・システムは,データ・バスと命令バスが共通のバスである.なぜなら,命令とデータがいずれもメモリに記憶されているためである.このためデータ・バスは頻繁にアクセスされ,システムの性能がデータ・バスのアクセス・スピードで決まってしまう.これをフォン・ノイマン・ボトルネックという.
ハーバ−ド・アーキテクチャは,データ・バスと命令バスをそれぞれ専用にもつことで,このボトルネックを解消しようとしたアーキテクチャである.