バイポーラ型は,入力トランジスタの電流増幅率をどんなに大きくしても,バイアス電流が必要である.そこでバイアス電流を必要としない電圧駆動素子のFETを入力回路に使って,高入力インピーダンス化を図ったものである. JFETで104〜1010Ω,MOSFETでは入力インピーダンスは無限大に近く,バイアス電流は0.1pA程度になる. しかし,FETの温度特性はあまり良くなく,温度上昇と共にバイアス電流が増加し,バイポーラと比較して,優位性がなくなる場合があるので注意する必要がある.