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ダイナミック・バス・サイジング (dynamic bus sizing)

 外部データ・バスの幅をCPUのバス幅に固定するのではなく,アクセスするデバイスに応じて,データ・バスのサイズを動的に可変する機能をいう.
 例えば,32ビットCPUは,外部とデータをやりとりするバス幅は32ビットであるが,マイクロプロセッサに接続される外部デバイスのデータ・バスは8,16,32ビット幅などの異なるものがある.CPUはバス・サイクルごとに転送の相手によってバス幅を動的に切り替え,データを送り出したり受け取ったりすることができる.
 バス幅の選択は,転送相手のメモリや周辺装置が自分のバス幅をCPUに伝えることにより行われる.この機能により,メイン・メモリは32ビット,I/O領域は8ビット,16ビットCPUとのインターフェースは16ビットといった構成をとることができる.
 システムを強力かつ柔軟にできるだけでなく,32ビットCPUを16ビットまたは8ビット・システムの中で走る高性能CPUとして使うこともできる.


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