グリッチを取り除く回路.高速出力を得る場合,入力データの切り替え時に出力波形に多少のグリッチ(glitch)と呼ばれるスパイク電圧が発生する.もっとも大きなグリッチはもっとも多くの内部スイッチが同時に切り替わる条件で発生する.これはディジタル・データのちょうど中間値,例えば8ビットの場合は,0111111が1000000に変わるようなときに起こる.
このようなグリッチは後段のフィルタで取り除きづらいので,取り除くための専用回路を設ける.高速のサンプル&ホールドを使う回路が一般的である.