マザー・ボード上に実装され,マイクロプロセッサ,PCI/ISAなどの拡張バス,EIDEなどのI/O制御,メモリなどをコントロールするICチップ.通常,複数のチップで構成されるのでチップ・セットと呼ばれている.
チップ・セットは,搭載可能なマイクロプロセッサの種類,メイン・メモリの種類と最大容量,各種バスに対しての動作速度などを決定し,パソコンの性能を左右する重要な部品である.
ソケット7対応のおもなPCIチップ・セットとしては,インテル社の430TX(66MHz),VIA社のAppolo VP2(75MHz),SiS社の5597/98(75MHz),5581/82(75MHz),ALI社のAladdinIV+(83MHz)などがある.
ソケット7対応のおもなAGP対応チップ・セットとしては,VIA社のApollo VP3(66MHz),同Apollo MVP3(100MHz),SiS社の5591/5592(83MHz),ALI社のAladdinV(100MHz)などがある.
また,スロット1対応のおもなAGPチップ・セットとしては,インテル社の440BX(100MHz),同440LX(66MHz),同440EX(66MHz),VIA社のApollo BX(100MHz),ALI社のAladdin ProII(100MHz)などがある.