専用メディアを使い(基本的には)一度だけ書き込むことができる.書き込んだメディアは一般のCD-ROMドライブで扱うことができる.書き込みは,メディアの記録層に塗られた有機色素を5〜8mW程度のレーザ光線を使って加熱溶融して行う.読み出しは,CD-ROMと同様に0.2mW程度のレーザ光線を使う.
1988年に太陽誘電(株)が開発した書き込み可能なCD.CD-Rのメディアは,基板と反射層の間に有機色素を使った記録層を設けた4層構造になっており,レーザの照射によって記録層は化学的に変化してしまうので,一度記録した場所の再利用はできず,未記録の場所に追記することになる.記録されたメディアは,通常のCDプレーヤなどで利用できる.
データを書き込む方法には,リアルISOイメージを一気に書き込むディスク・アットワンス,トラック単位で書き込むトラック・アットワンス,まとまった単位での追記が可能なマルチセッション,小さなブロック単位で追記できるパケット・ライティングの4種類がある.