ツイスト・ペア線は,その通信速度に応じて等級分けされており,その等級をカテゴリと呼んでいる.
カテゴリ5は最上級に位置し,最近のネットワーク配線にはほとんどカテゴリ5が使用されている.
ツイスト・ペア線における重要な特性は,減衰量と近端漏話減衰量(NEXT)である.減衰量は信号レベルに影響し,近端漏話減衰量はノイズのおもな原因になる.この両者の比はSCRと呼ばれ,伝送路のSN比を想定するうえでの一つの指針となる.SCRは周波数が高くなるにつれて減少する傾向にあり,これによって使用上限周波数が決まる.