制御キャラクタを使って,キャラクタを基本構成要素とする情報ブロックの伝送を制御する伝送制御手順の一つであり,コンピュータ通信に最初に使われた手順である.正式名称は,基本形データ伝送制御手順であり,ISOおよびJISで標準化されている.この基になったのがIBMのBSC手順で,俗称として残っている.
回線方式には,ポーリング/セレクティング方式と,コンテンション方式がある.BSC手順で使用されるコードはIA.No.5やEBCDICであり,伝送制御は,これらのコードで規定される伝送制御キャラクタ(TCキャラクタ)を使用する.わが国で広く使われている全銀手順やJCA手順はこの手順に属する.