アニメーションOKの高速応答タイプから400×240の高精細タイプまで
スイスイ描けるMyグラフィック表示器作り
石神 芳郎 著
B5変型判 240ページ
CD-ROM 1枚付き
定価2,970円(税込)
JAN9784789845762
2016年3月1日発行
大変恐縮ですが,こちらの商品は品切れ重版未定となりました.
【訂正とお詫び】
付属CD-ROMに収録しました中のフォルダ名 PART_3のサブフォルダ TRGB02のデータに間違いがありました.お詫びして訂正いたします.
訂正データはこちらよりダウンロードしてください.ダウンロードしたファイルを解凍するとTRGB02 のフォルダができるので,このファイルと差し替えてください.
128×64ピクセルのSG12864ASLB-GB(GLCD)と400×240ピクセルのLS027B4DH01(HR-TFT)の2種類のグラフィック液晶とつながるインテリジェントなグラフィック・コントローラをAVRマイコンを使って作り,データ・ロガーなどに活用します.
ホスト・マイコンはUARTのシリアル通信ができればよく,コマンドと座標のデータを送るだけで円や四角形,直線が描けます.フォントを搭載するマイコン・ボードは,グラフィック画面をより表現豊かに利用できます.
データ・ロガーの応用事例では,Arduino,mbedを使います.マイコンのプログラムやフォント・データ,フォント・データ変換ユーティリティは付属のCD-ROMに収録しました.
●グラフィック・ボード・キットの頒布
本書で製作したグラフィック液晶コントローラ・ボードを限定頒布します. 詳しくはこちらまでお問い合わせください.
目 次
表示速度の違いや表示密度の違いで用途に合わせて3種類
[第1章]シリアルでコマンドとデータを受けるグラフィック・ボードの構成
1-1 グラフィック・ボードは3種類
1-2 グラフィック液晶モジュールと制御マイコンの組み合わせ
1-3 グラフィック液晶モジュールの構造
1-4 液晶モジュール制御用マイコンに必要な性能と機能
1-5 グラフィック・ボードのファームウェア
Column…1-1 〈限定〉グラフィック・ボードのキット
Column…1-2 本ボードで採用したマイコンの処理速度と描画時間の見積もり(1)
Column…1-3 本ボードで採用したマイコンの処理速度と描画時間の見積もり(2)
Column…1-4 HIDaspxで書き込みができないときの対処方法
マイコン1個とシンプルなハードウェア
[第2章]ベーシック・グラフィック・ボードの製作
2-1 ベーシック・グラフィック・ボードの特徴
2-2 ベーシック・グラフィック・ボードの組み立て
2-3 ファームウェアの動作を確認する準備
2-4 シリアル通信経由でコマンドを送信して試運転
2-5 液晶モジュールの制御と初期化
2-6 描画する各コマンドのフォーマット
2-7 ファームウェアの具体的ソース・コードを説明
Column…2-1 描画するときの「上書き」と「追記」の違い
Column…2-2 簡易的なクリッピング処理
フォント用メモリ外付けと内蔵SRAMで描画能力の向上を図る
[第3章]アドバンスト・グラフィック・ボードの製作
3-1 アドバンスト・グラフィック・ボードの特徴
3-2 アドバンスト・グラフィック・ボードの組み立て
3-3 動作を確認する試運転の準備
3-4 シリアル通信経由でコマンドを送信して試運転
3-5 メモリ・ドローのプログラミング
Column…3-1 ベーシック・グラフィック・ボードで用いたATtiny2313とアドバンスト・グラフィック・ボードで用いるATmega328Pの違い
緻密なグラフや図形を描ける
[第4章]ハイレゾ・グラフィック・ボードの製作
4-1 ハイレゾ・グラフィック・ボードの特徴
4-2 ハイレゾ・グラフィック・ボードの組み立て
4-3 動作を確認する試運転の準備
4-4 シリアル通信経由でコマンドを送信して試運転
4-5 メモリ・ドローのプログラミング
Column…4-1 電気二重層コンデンサ(EDLC)でSRAMデータが保持可能な日数は?
Column…4-2 2進数,8進数,10進数,16進数相互変換ツール「C電卓」
Column…4-3 サンプルのフォント・データ以外を使うには
Column…4-4 図形を描画する関数
画面をごそっと転送するだけのシンプルさ
[第5章]ベーシック・グラフィック・ボードで遠距離リモート描画
5-1 遠距離通信でグラフィックを描画
5-2 ファームウェアと描画データ
5-3 ファームウェアのプログラミング
5-4 リモート描画用データの作成
便利なユーティリティでサクッと作れる
[第6章]グラフィック・データとフォント・データの作成
6-1 グラフィック・データとフォント・データを作る手順
6-2 ベーシック・アドバンスト用グラフィック・データの作成と試運転
6-3 BMPファイルからフォント・データの作成と試運転
ArduinoとAVRマイコンによるプログラムの実例
[第7章]ホスト・マイコンからグラフィック・ボードを利用する手順
7-1 プログラムの開発環境
7-2 Arduinoから利用
7-3 AVRホスト・マイコンから利用
グラフィック・ボードを使うと,データ表示の表現力が上がる
[第8章]Arduinoで温湿度データ・ロガーとして活用
8-1 データ・ロガーの機能
8-2 アナログ・データのロギング用シールド
8-3 ロギング・データの仕様
8-4 Arduinoのサンプル・スケッチ
Column…8-1 I2Cインターフェース
Column…8-2 1秒タイマ・ボードの製作
Column…8-3 Arduinoにライブラリを追加する
ライブラリを活用して手早く液晶グラフィックを活用
[第9章]トラ技ARMライタ(mbed)で温湿度データ・ロガーとして活用
9-1 トラ技ARMライタのプログラム開発はmbedで
9-2 アナログ・データのロギング用各種モジュール
9-3 トラ技ARMライタのmbedサンプル・プログラム
Column…9-1 mbedはクラウド環境で開発ができる
Column…9-2 ライブラリをインポートする手順
CD収録一覧
グラフィック・ボード・キットの頒布