パソコンとAVRマイコンで電子工作
Gainer互換Pepperでフィジカル・コンピューティング
桑田 喜隆 著
B5判 128ページ
定価1,980円(税込)
JAN9784789845724
2009年12月15日発行
好評発売中!
近年フィジカル・コンピューティングがネットワーク上のコミュニティで注目されるようになってきました.これまで,パソコンからデバイスを制御するためには、組み込みプログラミングの専門的な知識や,開発のための専用の高価な装置が必要とされてきました.本書で紹介するようなフィジカル・コンピューティングの枠組みを利用すると,電子回路やコンピュータを使って,動きのある芸術作品を作成したり,部屋の温度の変化を測定したりといった身近な応用を簡単に作ることができるのです.
つまり,パソコンはディスプレイとキーボードだけで人と関わっていたものを,もっと自由にセンサやモータ,LEDなどを簡単につなげることで,思いもかけない作品のエンジンにすることができるのです.
目次
第1章 フィジカル・コンピューティングを始めよう
1-1 フィジカル・コンピューティングとは?
1-2 GainerとArduino
1-3 Ginger/Pepper/Sugar
1-4 フィジカル・コンピューティングの応用事例
第2章 Pepperを組み立てよう
2-1 道具をそろえよう
2-2 組み立てよう
2-3 ユニバーサル基板で作るPepper
2-4 トラブルシューティング
第3章 Pepperの動作を確認しよう
3-1 Windows XPのドライバのインストール
3-2 Mac OS Xのドライバ・インストール
3-3 コマンドラインからの動作確認「Windows XPの場合」
3-4 コマンドラインからの動作確認「Mac OS Xの場合」
3-5 Processingのインストール
3-6 Processingを試そう
第4章 PepperでHello World
4-1 LEDをつなぐ
4-2 LEDを2個に増やす
第5章 入出力を試そう
5-1 アナログ入力を使う
5-2 アナログ出力を使う
第6章 Pepperを使いこなそう
6-1 Pepperで玩具のクローラを動かそう
6-2 Pepperでデータ・ロガーを作ろう
6-3 Pepperで音楽を奏でよう
6-4 ネットワークを超えて制御しよう
第7章 落ち穂拾い
7-1 ファームウェアをアップグレードしよう
7-2 Gingerも使いこなそう
7-3 RubyからPepperを使おう
コラム
オープン・ソース・ハードウェア
回路図を理解しよう
部品の購入方法
Vista上での制限事項
手動コマンドでPepperの動作を確認
Gainer互換プラットホームの広がり
Processingのプログラミング
加速度センサのユニバーサル基板化
ソリッド・ステート・リレー(SSR)
Pepperのアナログ出力
GarageBandからMIDIを使う
AVRのヒューズ・ビットのプログラムとISPプログラマ
フィジカル・コンピューティング・プラットホームと電子工作