Last Update 2020/03/06

スマホ/タブレットやパソコンでいろいろ動かしたいなら
Bluetooth無線でワイヤレスI/O

トランジスタ技術編集部 編
B5判 224ページ
CD-ROM 1枚
定価2,860円(税込)
JAN9784789841344
2015年4月1日発行
好評発売中!
Bluetooth無線でワイヤレスI/O

 技適取得済みのBlutetoothモジュールが誰でも購入できるようになりました.その種類は電子工作用からプロ用まであり,20ドル以下の低価格なモジュールも登場しています.
 本書では,実際にBlutetoothモジュールを自作機器に組み込んで,スマートホン/タブレット/パソコンと通信する事例を紹介します.さらに,Bluetoothの通信のしくみや,コイン電池で長時間動作可能な低消費電力規格 Bluetooth4.0のLEモードについても説明します.
 付属CD-ROMには,製作記事のプログラムが収録されています.プログラムには,動かすのに必要なノウハウが詰まっています.自作機器にBluetooth機能を追加する際に参考にしてください.

C O N T E N T S

【付属CD-ROMコンテンツ】
動かすノウハウがぎっしり! 製作物のプログラム

イントロダクション 誰でもカンタン! みなワイヤレスの時代がきた!!
            これからはつなぐならBluetooth

電子工作用からプロ用までよりどりみどり
Appendix 1 Bluetoothモジュール写真館
1 USBドングル・タイプ
2 専用ICタイプ
3 開発キット
4 USB-シリアル変換タイプ

20ドル以下も続々と…XBeeの端子互換タイプも
Appendix 2 電波法OK! 1個から買えるBluetoothモジュール

第 1 部 Bluetoothの基礎知識

切れにくく邪魔もしない! 安全・安心・安定の3拍子そろった
第1章 Bluetooth 五つのミッション
1-1 ミッション(1) 数m先を無線で確実に制御する
1-2 ミッション(2) 音声などのストリーム信号が途切れず遅延が小さい
1-3 ミッション(3) 電池動作を可能にして完全ワイヤレス化する
1-4 ミッション(4) 声や音楽信号を一定のクオリティで伝える
1-5 ミッション(5) 複数のスレーブを制御できること

海外では当たり前!
Appendix 3 完成度も実績も十分! Bluetoothの生い立ち

画像を送れる高速規格やコイン電池で1年もつ超低消費電力規格まで
Appendix 4 何が違うの2.4GHz帯無線?Bluetooth4.0/Wi-Fi/ZigBee/ANT

コイン電池で長時間動作! サッと起きてパッと寝る
第2章 Bluetooth4.0のLEモード
2-1 LEモードの特徴
2-2 4.0LEモードのデータ構造
2-3 相手のメモリに直接データを放り込む…Attributeプロトコルでシンプル通信

応用製品同士が確実につながる
Appendix 5 Bluetoothのプロファイル

コマンド/イベント/データ…フォーマットを決めておけばスッキリ!
Appendix 6 パソコン-Bluetoothモジュール間でやりとりするHCIパケット

パケット・データとストリーム信号は別々にやりとり!
Appendix 7 マスタとスレーブが使う二つの通信チャネル ACLリンクとSCOリンク

第 2 部 1日体験コース オールインワン・モジュールで超高速開発

1個から買えるモジュールでパソコンやタブレットと通信
第3章 30ドル・キットではじめるBluetooth無線
3-1 すぐに動かせるスタータ・キットで実験
3-2 RN-42モジュールの制御コマンド
3-3 タブレットとパソコンをBluetooth無線でつなぐ

シリアル制御だけ! 回路もソフトウェアも超シンプル!
第4章 タブレットとつながる! カンタンI/O実験ボード
4-1 全部入りだから超カンタン! マイコンのI/OをL/Hできる実験ボード
4-2 実験1…タブレットでワイヤレスI/O
4-3 実験2…パソコンでワイヤレスI/O!
4-4 I/O実験ボードの作り方

サッと出してピッ! 大画面ディスプレイでまるで高級測定器
第5章 回路や部品の性能チェックに! ポータブル周波数特性アナライザ
5-1 こんな装置
5-2 アナログ信号処理基板
5-3 PIC マイコンのファームウェア
5-4 タブレットのアプリケーション・プログラムを作る
5-5 Bluetooth通信の制御
5-6 アプリケーション本体の詳細
5-7 校正

第3部 Bluetoothモジュール活用事例

PICマイコンでセンサのデータを集めてBluetoothで送信!
第6章 Myパソコンでデータ収集! ワイヤレス百葉箱
6-1 こんな装置
6-2 ハードウェア
6-3 PICマイコンのファームウェア
6-4 パソコンのアプリケーション・ソフトウェア

4チャネル入力,15サンプル/秒,分解能62.5μV
第7章 タブレットで大画面表示! ポータブル・データ・ロガー
7-1 こんな装置
7-2 ハードウェア
7-3 PICマイコンのファームウェア
7-4 タブレットのアプリケーション
7-5 動作テスト

Bluetooth,SDカード,ラインの3入力! スタンドアロンでも使える
第8章 タブレットで再生&操作! MP3オーディオ・ステーション
8-1 MP3オーディオ・ステーションのシステム構成
8-2 ハードウェア(1):メイン・ボード
8-3 ハードウェア(2):Bluetoothモジュール評価ボード「RN-52-EK」
8-4 ハードウェア(3):MP3デコーダ・ボード
8-5 ソフトウェア(1):PICマイコンのファームウェア
8-6 ソフトウェア(2):タブレットのアプリケーション
8-7 動作確認

充電機能付きだから持ち運びもできる
第9章 Myスマホとつなぐ! Bluetoothコードレスホン実験ボード
9-1 ハードウェア
9-2 まずは,パソコンでお試し 初めてのワイヤレス通信
9-3 ARMマイコンを使って制御する

第4部 Bluetoothドングル活用事例

低消費電力&短時間接続!
第10章 BLE4.0対応! I/Oアダプタ基板&ファームウェア
10-1 こんなふうに使える
10-2 回路とキーパーツ
10-3 動かしてみる
10-4 PICマイコンのファームウェアの構成と改造
10-5 パソコン用アプリケーション・ソフトの構成と改造

PICでオリジナル・アダプタ作りに挑戦!
第11章 Bluetoothドングルを制御するマイコン・プログラムの全容
11-1 自作のBluetooth 機器を作るには
11-2 PICマイコンに書き込んだプロトコル・スタックとプロファイルの関係
11-3 (1) HCIプロトコル
11-4 (2) L2CAPによる通信回線の多重化
11-5 (3) SMプロトコル…マスタとスレーブ間の認証接続
11-6 (4) ATTプロトコル
11-7 (5) GATTプロファイル
11-8 マスタとスレーブ間でやりとりされる実際のデータ・パケット

パソコンとI/Oアダプタがやりとりするデータが見える
Appendix 8 手作りシリアル通信チェッカ

専用ケーブルより安価! 到達距離60mで混信にも強い
第12章 BluetoothドングルとPICで作るワイヤレスGPIB
12-1 動かしてみる
12-2 GPIB機器を無線化するための5ステップ