ITエンジニアのための組み込み技術入門
組み込みソフトウェア開発スタートアップ
Design Wave Magazine編集部 編
B5変型判 244ページ
定価2,420円(税込)
JAN9784789837194
2005年7月1日発行
好評発売中!
パソコン上で動作するアプリケーション・ソフトウェアを開発するのであれば,CPUやメモリに関する知識がなくてもプログラムを作れます.一方,機器に組み込む制御ソフトウェア(いわゆる組み込みソフトウェア)を開発するには,ソフトウェアの動作原理やCPU,メモリといったハードウェアの知識が必要になります.また,開発の全体像を把握するという意味で,テストやモデリングに関する知識も重要です.
本書は,組み込みソフトウェア開発の入門書です.この分野にこれから取り組む方や,すでに取り組んでいるが基本的な知識をしっかりと学びたい方のために,わかりやすく解説しています.
目次
第1章 組み込みプログラミングの基礎知識
組み込みソフトウェアとは何だろう
プログラムはどのように動くのか
配列の実体とポインタを知る
main関数以前(スタートアップ・ルーチン)
論理演算とビット演算
覚えていますか,共用体
キャスト(型変換)する理由
volatileを指定したくなるとき
ポーリングと割り込み
時間の制御問題(同期と非同期呼び出し)
第2章 ハードウェアの基礎知識
CPUはデバイスにどうアクセスするのか
シリアルとパラレル(制御と通信)
エッジ・トリガとレベル・センス
タイマ
A-Dコンバータ,D-Aコンバータ
DMA(direct memory access)
第3章 ハードウェアから見たソフトウェア
ハードウェアの視点でソフトウェア開発を改善する
マイコンはC言語を知っている
マイコンの周辺機能を使いこなそう
第4章 100年使えるモデリングを会得する
流行に踊らされるな
なぜモデルを作るのか?
システムはこうモデリングする(状態遷移モデルの作成)
ソフトウェアはこうモデリングする
シミュレータの作成
第5章 製品開発の生命線,ソフトウェア・テスト
テストを制す者,開発を制す
テストで成功するための「人」と「組織」
まちがいだらけの自動テスト
テスト・ケース作成を自動化する
シンプルなテスト・スクリプトで信頼性と生産性を上げる
第6章 キャリア・パスをイメージしてスキルアップを図ろう
自分の未来とキャリア・パスをイメージしよう
ここから始めるスキルアップ