VerilogからSystemVerilogへステップアップするための第一歩
SystemVerilog設計スタートアップ
Design Wave Magazine編集部 編
B5変型判 344ページ
定価3,740円(税込)
JAN9784789836197
2008年5月15日発行
好評発売中!
システムLSIやASIC(application specific integrated circuit),FPGA(field programmable gate array)といったディジタルLSIの設計に欠かせないハードウェア記述言語(HDL)の業界標準として,Verilog HDLが広く利用されている.このVerilog HDLをベースに,設計,検証,モデリングの各機能を強化した言語がSystemVerilog(IEEE 1800)である.具体的には,構文を改良して記述量を削減しやすくなった.また,アサーションやランダム・パターン生成といった大規模LSIの検証に必要な機能が追加された.本書では,SystemVerilogの構文やVerilog HDLとの違い,実際のサンプル記述,シミュレータを利用した設計・検証の手順などについて解説する.
目次
第1部 SystemVerilogイントロダクション 編
第1章 SystemVerilog,まずはココに注目!
第2章 記述能力,再利用性,検証機能を強化したSystemVerilog
第2部 SystemVerilog構文 編
第3章 Verilog HDL文法ガイド
(記述スタイル)
3-1 モジュール構造
3-2 RTL記述
3-3 テストベンチの基本
3-4 テストベンチ向き構文
(文法ガイド)
3-5 基本項目
3-6 モジュール構造
3-7 モジュール構成要素
3-8 ステートメント
3-9 式
3-10 コンパイラ指示子
3-11 コンフィグレーション
第4章 SystemVerilog文法技ガイド
(記述スタイル)
4-1 RTL記述
4-2 テストベンチ記述
4-3 アサーション記述
(文法ガイド)
4-4 SystemVerilogで拡張された文法
4-5 アサーション構文
4-6 プロパティ演算子
4-7 シーケンス演算子
4-8 アサーション用システム関数
4-9 アサーション用システム・タスク
第3部 SystemVerilogアサーション 編
第5章 内部信号のふるまいをツールが自動監視するデバッグ手法
第6章 静的に解析するプロパティ検証にも利用可能
第4部 SystemVerilogシミュレーション演習 編
第7章 基本的なシミュレーションの手順
第8章 テストベンチの拡張の手順
第9章 アサーション・ベース検証の手順
第5部 SystemVerilogモデリング 編
第10章 SystemVerilogで簡易CPUバス・モデルを記述
第11章 DPI-Cを使ってC++モデルを接続する
第12章 簡易CPUバス・モデルのクラス記述
第13章 再利用性に配慮したPCIバス検証管理の構築例
第6部 Verification Methodology Manual(VMM)活用 編
第14章 VMMの概要とvmm logの使い方
第15章 テストベンチの製作にVMMの部品を利用する
第16章 ランダム・テスト生成の機能を使いこなそう
第17章 通知サービスとチャネルの使いかた
第18章 大規模回路のための検証環境を作成する
Appendix SystemVerilogクロニクル