ツールを使った実践的アプリケーション開発
MATLABによる画像&映像信号処理
村松 正吾 著
B5変型判 296ページ
定価4,180円(税込)
JAN9784789830942
2007年5月20日発行
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本書は,米国The MathWorks社の信号処理システム設計ツール「MATLAB」を利用したディジタル画像処理およびディジタル映像信号処理についての解説書です.ディジタル画像・映像信号処理を学ぶ上で最低限必要な線形システムと周波数解析について,重点的に解説しています.また,1次元と多次元の違い,多次元のフィルタ設計,マルチレート信号処理などについても説明しています.読者の理解を助けるため,MATLABプログラムとその実行例を多数掲載しました.対象とする読者は,高専生や大学の学部学生,画像・映像信号処理に携わる大学院生や若手研究開発者を想定しています.
はじめに
第1章 画像・映像信号処理とは
1.1 画像・映像信号処理の基礎
1.2 本書のねらい
第2章 MATLAB利用の準備
2.1 基本操作
2.2 ループ処理と条件分岐処理
2.3 グラフ表示
2.4 Mファイルの作成
2.5 変数の保存と読み込み
第3章 1次元信号処理の復習
3.1 標本化と量子化
3.2 周波数解析
3.3 Z変換
3.4 線形時不変システム
3.5 フィルタ設計
章末問題
第4章 画像処理の基礎
4.1 画像・映像表現の概要
4.2 MATLABでの画像処理
4.3 MATLABによる映像処理
4.4 画素処理
4.5 色空間
章末問題
第5章 画像の近傍処理
5.1 近傍処理の一般的操作
5.2 近傍処理の具体例
5.3 線形シフト不変システム
5.4 時間方向フィルタ
5.5 境界処理
章末問題
第6章 画像の拡大・縮小処理
6.1 画像のマルチレート信号処理
6.2 マルチレート信号処理とは?
6.3 レート変換器
6.4 効果的実現法
6.5 レート変換フィルタ設計
章末問題
第7章 DCTとウェーブレット変換
7.1 信号変換の必要性
7.2 信号変換の基礎
7.3 離散コサイン変換(DCT)
7.4 フィルタ・バンク
7.5 離散時間ウェーブレット変換(DWT)
章末問題
第8章 多次元信号処理の基礎
8.1 多次元信号処理の概要
8.2 多次元信号の周波数と周期性
8.3 多次元フーリエ解析
8.4 標本化定理の再確認
8.5 多次元Z変換
章末問題
第9章 多次元線形システム設計
9.1 多次元フィルタ設計
9.2 FIRフィルタ設計
9.3 多次元標本化格子変換
9.4 標本化格子変換フィルタ設計
章末問題
第10章 動き適応/補償フィルタリング
10.1 固定係数IP変換
10.2 動き適応IP変換
10.3 動き推定
10.4 動き補償IP変換
章末問題
索引