インテル社が1978年に発表した16ビット・アーキテクチャのマイクロプロセッサである.1981年に登場したIBM-PCには,i8086のデータ・バスを8ビット化したi8088が採用された.これが世界的なヒット製品となり,現在ではPC/AT互換機として発展し,世界標準となっている. 命令セットは8ビット・マイクロプロセッサ i8080の上位互換である.i8080に対し著しい処理速度の向上,1Mバイトのメモリ空間の管理,命令群の充実などが特徴である.