アナログ基本デバイスの実践的な使い方を実験解説
OPアンプによる実用回路設計
馬場 清太郎 著
B5変型判 320ページ
定価3,080円(税込)
JAN9784789837484
2004年5月1日発行
好評発売中!
ほとんどすべてのエレクトロニクス機器でディジタル信号処理が必須となっている昨今ですが,アナログによる信号処理が不要となったわけではありません.微小な入力信号の増幅やA-D変換の前置処理など,アナログ回路を必要とするケースはむしろ増えてきています.さらに,処理の高速化や機器の低消費電力化,高い耐ノイズ性が求められるようになり,アナログ回路がシステムの性能を左右する場面も少なくありません.
本書では,アナログ用デバイスの基本であるOPアンプについて,基礎的な使用方法から各種の応用回路まで,具体的な実験を通して解説していきます.
注:本書は,月刊「トランジスタ技術」の2002年1月号〜2003年9月号に連載された「わかる!!アナログ回路教室」を加筆・再編集したものです.
目次
第一部 基礎知識編…OPアンプの基礎知識
第1章 プロローグ
第2章 OPアンプのあらまし
第3章 OPアンプの基礎知識
第4章 OPアンプの基本動作
第二部 使い方編…OPアンプの性能を100%引き出すテクニック
第5章 ダイナミック・レンジを確保する
第6章 負帰還をかけて使う
第7章 出力オフセット電圧の低減
第8章 基本増幅回路
第9章 積分回路と微分回路
第10章 発振の原理と対策
第11章 雑音の低減
第三部 応用回路編
第12章 差動増幅回路
第13章 定電流回路と基準電圧回路
第14章 電圧-電流変換回路
第15章 加減算回路
第16章 コンパレータ回路
第17章 ダイオード応用回路
第18章 アクティブ・フィルタ
第19章 アクティブLPFの設計
第20章 HPF,BPF,BEF,APFの設計
第21章 CR型正弦波発振回路
第22章 LC型正弦波発振回路
第23章 機械振動子正弦波発振回路
第24章 マルチバイブレータとファンクション・ジェネレータ